January 01, 2016

◆ 弦とフレット
ノートが演奏されると、スクリプトは用意された様々な条件に基づいて計算し、最も適切な弦とフレットを選択します。Shreddage2X は、総ての弦の総てのフレットのサンプルを持っています。ですから同じ音程を弾いたとしても、高音弦では明るくなり、低音弦では暗くなります。

ユーザーはスクリプトが好みの音を選択するように、手のサイズやフレットの優先順位など、計算の前提となる条件を PERFORM ページで調整することができます。
また、ユーザーが必要とする場合は、使用する弦を指定することもできます。

◆ ストロークとコード判定
Shreddage2X は、選択されたモードに従ってストロークします。デフォルトの設定では、最も効率的なストロークをする Economy モードになっています。

以前のデフォルト設定は、コードストロークでない限り常に、ダウン、アップを交互に繰り返す alternate モードでしたが、この Economy モードは、同じ弦で演奏されている間は、ダウン、アップを繰り返し、低音弦から高音弦に移動するときは常にダウン、高音弦から低音弦に移動する時は常にアップとなります。

もちろん Economy モードでも、コード演奏の時は総ての構成音が同じストロークになります。Shreddage2X がコードであると判定する条件は、コードスレッショルド(chord threshold)です。複数のノートがコードスレッショルドで設定された時間以内で演奏された場合、Shreddage2X はそれをコードとみなします。

◆ ラウンドロビン
ラウンドロビンとは、同じ条件で再生されるサンプルが複数あるということです。つまり、同じノートを同じベロシティで演奏しても、そのつど音が変化するということです。
これは、同じ演奏は二度とないというリアリズムや、同じ音を連続で再生すると機械的な音になってしまうという、いわゆるマシンガン現象を回避するためなどに用意されているものです。

Shreddage2X は、ひとつのサンプルに対して最大4つのラウンドロビン・サンプルを持っています。更にこの機能は、エンジンページの Anti Repetition で強化することができます。

Shreddage2X は乱数表を使って、再生するサンプルの順番を決めています。ですから2つのギターで乱数表の始点を変えれば、同じ MIDI 情報を元に演奏しても、各ギターは同時に同じ音を鳴らすことがなくなります。こうして Shreddage2X はダブルトラッキングを実現します。

乱数表の始点を確実に変えるには、各ギターの Reset RR ボタンを押します。

◆ MIDI Learne
ほとんどのノブやボタンが MIDI Learne に対応しています。割り当てはいたって簡単です。割り当てたい Shreddage2X のノブを右クリックし、出てきたメニューから Learne MIDI CC# Automation を選択します。その状態のまま割り当てたい MIDI CC 信号を Shreddage2X へ送信すればアサインされます。

例えば、手持ちのハードウェアに割り当てたい時は、Shreddage2X の対象ノブで Learne MIDI CC# Automation を選択し、その状態のまま割り当てたいハードウェアのノブを動かすだけです。

解除したい時は、Shreddage2X の対象ノブを右クリックして Remove MIDI CC# Automation を選択します。

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